【レポ】乗客でございます!(『CREWでございます』読後レポ) 

を綴ったマンガ。
CREWでございます
http://chancro.jp/comics/crew
ちょうど最新話が事故訓練の話で、「メーデー!航空機事故の真実と真相」を欠かさず観ているメーデー民としては、CAさんの訓練風景というのは大変興味深いものだった。
で、ほかの回も読んでみた結果こちらも面白かったので単行本をポチ。
https://www.amazon.co.jp/CREW%E3%81%A7%E3%81%94%E3%81%96%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99-%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%B9%E3%81%8A%E4%BB%95%E4%BA%8B%E6%97%A5%E8%A8%98-%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E6%89%B1%E3%81%84%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%BE%A1%E5%89%8D-%E3%83%A2%E3%82%AB/dp/4253107915

CAさんの非常時の保安要員としての活躍を見ているメーデー民にとってもこの「平時のCAさんの日常」というのは大変面白い。離陸から着陸、次の便の離陸まで全てに時間制限がある中での乗務、男性CAの秘密の実態などなど…。
メーデー民はもちろん、雪まつりや遠征でよく飛行機にお世話になるミク廃のみなさんにもお勧めしたい作品。

さて、この作品を読んで、乗客としての経験をいろいろと書いていきたくなった。


・やっぱり戦場
『CREWでございます』では食事のサービスや撤収作業を「厳しい時間制限の中での戦場」としてコミカルに描いている。実際は優雅にスマートに撤収作業が進められていく…わけだが、実際にCREWさんの様子を見てると、目はマジである。微笑んではいるが戦場にいる目をしている。なので撤収作業が始まったなー、と思うととりあえず手元のゴミ類をまとめて、いつでも差し出せるように準備して待ってる。
と言っても海外の航空会社はそこまで丁寧じゃない、というか戦場っぷりを表に出してガンガン処理していく。エコノミークラスだからというのもあるかもしれないが、これまで乗ったシンガポール、エバー、エア・カナダのCAさんはANAのCAさんに比べて片付けがダイナミック。シニアな感じのCREWさんもよくいるので「お姉さん」というより「お母さん」という感じである。「ホラ片づけるからお皿出しなさい!」な感じw
この点、日本の大手航空会社ほど、昔の「豪華な乗り物」というイメージを保つことで差別化を図っているように見える。海外の航空会社にとって、エコノミークラスは完全に公共交通機関という位置づけのようだ。

・乱気流
『CREWでございます』では日本付近では気流が乱れるという話が紹介されている。ほぼ陸上を進む羽田~新千歳で乱気流に巻き込まれることはほとんどないが、列島の外に行く便ではほぼ必ず食らう。ジェットコースター苦手勢にとっては結構な恐怖体験である。
今年のメキシコ遠征で乗ったエア・カナダ便。成田を出発してしばらくして機内ものんびりし始めた頃。シートベルトサインがポーン。CREWさんと機長から「気流が悪いから揺れに注意」とアナウンス。そこからがしばらく角度着いたり上下したり。乗客からも「ウワーオ」と声が上がってた。でもこの空域を過ぎるとあとは静かなもので、浮いてるという感覚すらないままアメリカ大陸に到達した。
でも行きはまだマシなほうで、帰りの方がひどかった。バンクーバーを出て日本近くまでやっぱり何事もなく、あーこのまま成田まで穏やかに過ぎるかなー、と思ったら列島近くになったところでシートベルトサインポーン、からの機長アナウンス。あぁまたあれ来るのかなぁ、と身構えてたらジェットコースターみたいな盛大なウェーブ。エンジンの回転音もひゅんひゅん変わってて…あぁこういうの苦手なんだよなぁ…。

・英語
国際便では基本的に英語が公用語で、それに加えて航空会社の所在地の言語、出発・到着地の言語がアナウンスされている感じ。で、日本語以外ロクに使えないのに海外系航空会社を利用して海外遠征を試みる人間にとっては、まずこれが最初の英語の洗礼。聞き取りやすいCREWさんのアナウンスはもちろんのこと、よりネイティブな機長のアナウンスをどこまで聞き取れるか。気分はTOEICw
そして食事。ちゃんと通じるように発音できるかがまた重要で、なかなか通じないことも多々ある。
今年のメキシコ遠征。トロントを前に朝食の時間となった。朝食は夕食と違って「ビーフorチキン」と単純じゃないことが多い。16年前にシンガポール経由でドイツに行った時も「朝食で供される難し気な選択肢」が気になったものの、発音しやすいほうを選んでいた。
しかし今回の朝食ではちゃんと聞き取れた。「ライスポリッジ」。ポリッジってあのおかゆみたいなドロドロなやつだよな。とするとこの場合「おかゆ」が出てくるか「ライスで作ったポリッジ」が出てくるか…これは試してみるしかない!と思って頑張って発音。聞き返されたが無事通じた。
開けてみたら普通の中華粥。日本人にとって朝食の朝粥はむしろ喜ばしいものではあるのだが、もっとなんか特殊なの出てきた方が面白かったかなぁ、なんて。
今回は飲み物でも迷った。というのも選択肢に"Green Tea"があったのだ。緑茶はGreen Teaでいいとして、だったら紅茶はどうなんだ。Red Teaじゃないだろう。でもTeaだけだと緑か紅かわからなくないか?としばし悩んだ結果、とりあえず"Hot Tea"とお願いすることにしたところ、ちゃんと紅茶が出てきた。

・大型機と小型機
1980年代、航空機はまだ「豪華な乗り物」扱いだったと思う。お金持ちが時間を節約するために使うものであり、普通の人はよほど奮発して乗るもの。なので沖縄や北海道、海外などの「飛行機でなければいけないような場所」への旅行はもうそれだけで豪華旅行扱いだった。
なので逆に「せっかく飛行機に乗ったのに機材が小さい」のは残念な気分だった。飛行機といえば2列通路の大型機であって、1列通路の小型機に当たると「お金出したのにグリーン車より残念」みたいな…。
でも航空業界の価格破壊の結果、国内線は路線によっては新幹線より安い交通機関になった。特にLCCはサービス内容や設備を簡略化して価格を下げていることもあり、高速バスが空飛ぶというだけ、という感覚のものになった。
個人的には飛行機が気軽に使えるということは歓迎すべきことで、普段高速バスや特急、新幹線、グリーン車を選ぶように、定時運航率やシート、サービスの良さは航空会社やクラス選びで自分で選択すればいい、と思ってる。
なのでAirDoの機材で1列シートの小型機が来ても、何せ片道1万円ちょっとしか出してないんだからまぁそういうもんですよねと。

・ミク廃とCREWさん
雪まつりで初音ミクがフィーチャーされるようになり、僕を含めたミクファン…ミク廃が毎年札幌を訪れるようになった。で、時折CREWさんとミクさんの話をするミク廃の話がtwitterに上がってたりする。
確か2011年の札幌ミクパの時。旅程の関係で一部ミク廃から「ミク便」と呼ばれるAirDo039を使わず、JALのクラスJで行ったことがある。内装もエコノミーに比べて「グリーン車」な感じで、しかもすいている便だったので自分のところにほかの乗客もいない。これはチャンス、ということで持ち込んだぬいぐるみを出して撮影していたら…
CREWさん「かわいらしいですね」
僕「あ…」
当時まだ初音ミクはそれほど知られておらず、こういうのがあるんですー、ライブやるんで見に行くんですよー、みたいな話をした。もう見た目にも「スチュワーデスさん!」という感じのCREWさん相手に、ぬいぐるみを前にオタな話をする、というなかなかシュールな経験だった。
毎年世界中にファンを広げすっかり有名になったミクさん、ついに今年セガのゲームを通じてAirDoとコラボ。機内放送でゲーム採用楽曲を流すチャンネルが用意されたほか、飲み物カップがなんとミク仕様。当然のことながらミク廃としては大切なお土産である。
で、回収に来たCREWさんに「持って帰りますのでー」と言ったら、しばらくして新しいカップ2つ持ってきて「お持ち帰りください」と…ありがたくいただきました。
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