【コラム】そもそもライブを日本武道館でやるということ、とは何か。 

さて、ミクさんのライブの感想として「日本武道館でやること」の意味に沿ったもので満足、と書いたのだけど、結局それがどういう意味を持つのか、を改めてまとめたい。

武道館がなぜ聖地化されたのか、はこのまとめにまとめられている。
http://matome.naver.jp/odai/2139989847967013201

ビートルズが初来日公演を行う場所として「1万人入る場所」として選ばれたのが最初。その後「1万人を呼べるだけの大物アーティスト」が「ビートルズと同じ舞台に立つ」ということでステータスとなり、繰り返し大物アーティストや海外の初来日ライブで使用された結果、アーティストとしてここでやることが目標、となったらしい。そこに立ったミクさんをはじめとしたボカロの面々もまた、ビートルズと同じ舞台に立ち、武道館を観客で埋めることで、目標を達成した。

さて、この日本武道館という舞台は、「ポップス・ロックのための」聖地であり、例えばクラシックやオペラの聖地は東京文化会館の大ホールだとか。ということは日本武道館で目標を達成するには、ポップス・ロックの楽曲で、数千人レベルの聴衆を喜ばせなければいけない。たくさんの人が喜ぶようにあまり尖ってない曲を、というのもあるが、尖っている曲だけで勝負しているバンドならともかく、尖ってないナンバーも取り揃えているボカロとしては、より聖地としてのコンセプトに合ったポップなロックで攻めた上で、満席の聴衆を喜ばせないと、ミッションコンプリートとは言えないのではないか、と思うわけだ。
新進気鋭の作家の曲がない、と一部のコアなファンが嘆いているが、コアな曲で武道館で盛り上がっても、あぁコアなファンだから盛り上がるよね、になってしまうと思う。コアな皆さんにとってはつまらないセットリストだったかもしれないが、武道館を目標とする人間のバンドにも対抗できる、ポップなロックのセットリストで盛り上げてこそ、「あの日本武道館で、王道路線の正攻法で成功させた!」という達成感が得られる、と思うわけだ。

そして、オフ会やタグの反応を見ても、今回のライブは大成功した、と言えるだろう。ミッションコンプリート。ボカロはポップス・ロックの聖地でのライブを成功させたアーティストの一人としての地位を確立した。
世界有数の名ホールであるノキア・シアターで2回も成功させてるミクさんなので…という意見もあるかもしれないが…こういう象徴的な場所での成功、というのは大事なのです。
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