スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【コラム】クール・ジャパンはなぜクールに見えないのか 

三原龍太郎さんの「クール・ジャパンはなぜ嫌われるのか」
http://www.chuko.co.jp/laclef/2014/04/150491.html
を読んでの感想をまとめてみる。


三原さんの認識していらっしゃる「クール・ジャパン」への批判についてだが、少し2chに偏っているようにも見える。クール・ジャパン戦略をまともに勉強もしてない名無しが偉そうに文句をつけ、まとめサイトがそれに乗じて面白おかしく煽っている、それに対して「クール・ジャパン」とはこういうものなんですよ、というものを示して反論している。
まとめサイトというのは「匿名でこんなことを書いているクズどもがいるぞ」と批判的に晒すという側面があり、それが嫌だからねらーは嫌儲を隠れ蓑につぶそうとしてるんじゃないか?と僕自身は思っているので、三原さんのまとめサイトに対する厳しい態度にはちょっと疑問があるのだが、まとめサイトの件についてはまた別で語ろう。この記事では「クール・ジャパン」についての話だけに限定する。

この本では「上意下達で指導されるのがウザい」と思われるようなので「やりたい人は言って、応募条件に合ってれば助成するから」という方向性になってます、と何度も強く主張されている。もちろんその点で危惧している人々もいるが、重要なのは「上意下達だから」ということではない。
先日の「TVタックル」で韓国の文化政策が成功事例として取り上げられていたように、政策として取り組むならトップダウンで推し進めるのがやはり効果的だ。
「民に任せる」形での政策はいわば「AI戦闘」だ。長門が駆逐艦をオーバーキルし、続くヲ級ちゃんにこちらの空母を大破させられ撤退。これだからながもんさんは…となるあの感じだ。民主導にこだわりすぎている「クール・ジャパン」はまさにこの「駆逐イ級にクリティカルぶち込むながもんさん」に見えるのだ。
ドラゴンクエストですら4での強制AIが不評で5から「めいれいさせろ」が出来たように、「クール・ジャパン」にも「めいれいさせろ」を入れてもらいたい。そのために海外で調査をし、あるいは調査をしている企業からの情報を集め、長門にヲ級ちゃんを、あるいは他のクリティカルな奴を叩け、と進めて欲しい。それができたら海域攻略がどれだけ楽になることか…と思っている。
政府がトップダウンで指導することが悪いんじゃない。何もわかってない奴に意味不明な指示を出されてぐちゃぐちゃにされたくない、というだけだ。「クール・ジャパン」に載せられる品目の中身や性質についてそれぞれ理解をし、最も効果的な形だと考えられる方法で輸出・宣伝をするならそれがベストだ。
しかし「クール・ジャパン」には、中身そのもの、つまりそもそもアニメやファッションの成立過程や歴史、世間や趣味人たちの間での扱い方などについての理解に乏しく、トップダウンでやったら謎指導によりめちゃくちゃにされるのが火を見るより明らかだ、と思われている。「官製」だからではなく、「官」の理解力に疑いを持っている。

この疑いは「クール・ジャパン推進委員会」に秋元氏が選ばれたこと、また彼が「無報酬でやれという気概を見せろ」と誤解されるような発言をしたことで確信に変わってしまった、とも言っていい。三原さんもこの人選に対しては批判的だが、「こういう奴を選ぶ神経を持つクール・ジャパンはやっぱり何もわかってない」と理解されるには十分だった。
例えばこんな感じに。

クールジャパン推進会議メンバーのコレジャナイ感
http://matome.naver.jp/odai/2136213555871185801

三原さんの本や「TVタックル」で紹介されたクール・ジャパンの取り組みを見ると、それなりに頑張っていると評価できる。特に「全米が泣いた」はまず発生しないからそれに合わせた宣伝をしなきゃいけないというしっかりした分析や、着飾った大臣の見た目が(ピー)だったのはともかく、ラーメンやファッションで「日本特有」のものを前面に押し出していくなど、かなり頑張ってくれている。
しかしながらこの「コレジャナイ」人選によって「やっぱり何もわかってないだろ」「どうせろくなことしないに決まってる」と思われてしまっている。民主導と言っても、最終的に助成を決めるのは、秋元を委員に入れるほど商材のことを何一つ理解してなさそうな「官」。どうせロクでもないところに金落とすに決まってる。というか「秋元を委員に入れた時点で、秋元と電通のプロジェクトに金落とすための資金ルートじゃね?」という疑いまで出てきてしまう。

陰謀論を振りかざす人間をいちいち相手にしろ、とは言わないけど、本当に聞きたかったのは「俺たちが好きなように操ってるんじゃないんです!」でも「海外の視察はばっちりです!」でも「電通と癒着してません!」でも「せっかくのチャンスなのにもったいないよー?」でもない。
「俺たちサブカル勉強しました。どういう文化かもわかりました。専門家も入れて講義も受けてます。それを踏まえてこう動いてます!」
これさえ伝えてくれれば、政府と新参を叩きたい昔ながらのヲタ以外は「クール・ジャパン」に納得してもらえるんじゃないだろうか。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://bukko3.blog33.fc2.com/tb.php/930-52689e7d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。