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墨攻 

いや~、いい映画だった…。
心が落ち着くまでスタッフロールぎりぎりいっぱいかかった映画、って初めてだな。
「21g」以上に救いようの無い話だけどね…。

技術を持った人間による活躍と、その周辺の人の思惑などなど、
お客様(いわゆる「カウンターパート」)対応に苦慮している技術者にとっては、
とても示唆に富む映画ではないかと思う。
もし当時の墨家がこの映画で出てくることばかりしていたのであれば、
潰れてもしかたないだろうな…とても残念なことではあるけれど。

■概要と感想
 まさに「ビシージ映画」w
 小国の防衛支援のため、戦術に優れた「墨家」のメンバーの一人、革離がやってきて、
 物語前半は迫力のある戦闘・アクションシーンが続く。
 趙軍の一時撤退が決まりかけてからは、人間の心理を中心とした謀略満載の話に。
 そして全く救いようの無い結末が待っている…。

 革離は本当に生粋の技術者で、人のマネジメントはとにかく苦手で、
 民衆やクライアントである上層部の意識をハンドリングしたり、
 理解してくれる人々を使って立ち回ることはできていなかった。
 おそらくそういうのは、彼のポリシーには反することだっただろう。
 しかし本当に梁のことを考えるのならば、
 彼は墨家の思想や自身のポリシーにこだわらず、
 使えるものは全て使って対抗するべきだった。
 それができない不器用さも、人間的にはよくても、
 成果を求められるプロとしてはダメなんだろうな。

 俺はまだ、そういうことをやろう、と思うことができない。
 多少波風を立ててもいいし、結果として本来の目標を達成できなくてもいいから、
 自分の持つポリシーや名誉は守りたい。
 本当に成果を挙げるつもりなら、自分のことはさておき、
 目標達成のために必要なことを黙ってやっていくべきであって、
 給料をもらって働いている「プロ」として、やるべきこと。
 でもまだ、そこまでの意識は持てないんだよな…。
 それをやると自分が壊れてしまいそうでね…。

■登場キャラ
 今回は役者さんの演技というより、キャラが立っていたので、
 キャラを中心に紹介。
○革離(BLM75/RNG37)
 小国・梁を大国・趙の侵攻から守るべく墨家からやってきた、
 有能果敢、誠実でマジメな戦術家で、弓と短剣、火計が得意。
 人の扱いがいろんな意味で苦手で、そのせいでえらいことになる。
 この主人公にはホントに気持ちが入ってしまった…。
○逸悦(WAR60/WHM30)
 梁の将軍の娘で、近衛兵の将軍の一人。
 まっすぐな感性の持ち主で、革離の理解者。
○梁王(PLD75/WAR37)
 梁の王。
 アル中の割にちゃんとしたところではきちんとしてるし、
 革離の進言も聞くから、意外と有能なのかと思いきや、実は凡庸なバカ殿。
○梁適(PLD75/WAR37)
 梁王の息子で理性的。
 頭の回転も速いが脳筋の気質があり、悲しい最期をとげる。
 こいつが王だったら、あんな結末にはならなかっただろうな…。
○牛将軍(WAR75/MNK37)
 梁の司馬として軍をたばねる将軍。悪い人間ではないが官僚気質で短慮。
○司徒(WHM75/SMN37)
 梁の司徒として内政をつかさどる、既得権益にしがみつく官僚そのもの。
 コイツのせいで梁がひどい目に遭ってるとも言えるが、決して悪くないと思う。
 彼の立場上、官僚的な行動はしかたない。
○子団(RNG70/WAR35)
 弓兵の一人だったが、革離に腕を買われて弓兵隊長として大活躍。
 この人もマジメで純粋でよかった…。
○巷淹中(PLD75/WAR37)
 梁を攻めに来た趙の将軍で、革離との戦いの火花を散らせる。
 上司としてはとてもよくできた人だと思う。
○微詳(WAR75/MNK37)
 趙の実直な将軍だが、脳筋体質で罠にはまる。
 実はこの映画の中で一番コミカルな人かも…。
○高将軍(WAR70/MNK35)
 趙の先遣隊の将軍で脳筋 of 脳筋。
 さんざん梁軍を挑発してたのに、あっさり射殺される。

■最悪キャラ賞
 梁王ですが、5年後に国滅ぼして死んでるみたいですが許せません。
 どこか広いところでパジェロ×5で引き裂きの刑かけたあと、
 アスファルトの染みになるまで轢きまくってやっても足りないぐらいでございます。
 ラストシーンのあの満足そうなニヤけ顔は…(#゚Д゚)!!!!
 これだけ人の不快感を煽れるというのは、正直すごいと思った。

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ここから先、「続き」のところはネタバレ含みます。
読むのは映画or原作を観た方のみお勧めします。いやマジデ。衝撃的だから。
-----------------
文字色を白くしてあるので、CTRL+Aで反転させて読んでください。


何が救いようがないってさー
・東伯将軍、王子梁適、近衛兵隊長逸悦様、弓兵隊長子団、
 趙の巷将軍などなど、実直な人々がことごとく死亡
 ※子団さんは死んでない説あり
・梁城は守れたものの、両軍共に死屍累々。
・梁陣営で生き残ったのはアル中王と官僚バカ
・結局巨大な戦をしただけに終わった革離は、相愛の逸悦様すら救えず、
 死ぬことすらできず生き恥を晒して梁を去ることに。
革離のいた期間の戦いは、一体何のためにあったんだか…。
あまりに空しすぎて、涙が止まらなかった。

      *    *

逸悦さん萌えでした、はい。
あの実直さと美しさ、ナジュリス様に通じるところがあったな。
最後で声を潰され、牢屋に入れられて、
水攻めでも革離が来たから助かるのかな、
ラストは声の出ない逸悦様と旅をする革離でハッピーエンドかな、と思いきや…。

(#゚Д゚)<革離、足元だ足元ーーーーーーーーーーーー!!
(#゚Д゚)<水に躊躇してないでつっこめーーーーーーー!!
(#゚Д゚)<あああ逸悦様沈んじゃったじゃねーか!!!!!
(#゚Д゚)<靴のくず糸見つけるの遅すぎじゃーーーーー!!
(#゚Д゚)<潜るのそっちじゃねーーーーーーーーーーー!!
(#;Д;)<やっと見つけたか…蘇生術効いてねーし!!!!
。・゚・(ノД`)・゚・。<逸悦様死んじゃってるYO!!


もうね。・゚・(ノД`)・゚・。

      *    *

梁王もねー、最初はいいやつかなー、と思ったのよ。
途中もね、あぁありがちなバカ殿だ、しかたないなーと思ったのよ。
でも、ラストシーン。
火矢を射掛けられた庵の中にいる巷将軍に向かって、庵の外からニヤニヤと…。
このアル中ジジイが…(#゚Д゚)!!
そしてなんか民衆に迎えられて偉そうに手とか振ってるし。
オマエなにもしてねーだろがーーーー(#゚Д゚)!!!!!

一方で趙の巷将軍、カッコよかったな~。
ライバルとして革離にきちんと接してるし、常に堂々としてたし。
敵軍の将だけど、全く悪くは思えなかったよ。
だからなおさら梁王の腐れっぷりが…。

      *    *

異民族の奴隷、さすがに異民族過ぎて笑った(爆
アフリカンな奴隷はあの時期中国はおろかヨーロッパにもいないと思うw
屈強な異民族奴隷、って言ったらまさに「蒙古族」の人であってさw


      *    *

ともあれ、久々にいい映画観ました。
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