スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#gendaihougaku に対する一考察に対する一考察 

 えー、また本論からそれるネタで申し訳ないが。
(ボカロ曲紹介ネタは冬のスキーシーズンまでにはやります!必要なんで!)
 俺自身さんざんつついた #gendaihougaku タグに関する、ボカロ曲にも邦楽にも絡んでない人による、考察、というブログが上がってたのを見つけた。

nix in desertis:現代邦楽に関する議論について

なので、「ボカロ曲にも東方楽曲にも邦楽にも親しんだ者」としての考察を反論としてまとめてみる。

1.二人のtwitter上での議論に対する姿勢


 まず、タグの中でも批判しているように、ブンガPは自分の意見をまとめて説明しようと言う努力を全くせず「俺の主張は正しいから誰でもわかるはず」で押し通している節がある。結果、彼の論はタグつきだけでなくタグのついてない発言、さらには2アカにまで分布し非常に分かりづらい。
 一方で藤山さんは、自分の応答はなるべく連投し、まとめるようにしている。発言が切れ切れになるtwitterという場所で、持論を明確に伝えようとしている。これが藤山さんの発言を分かりやすくし、多くの共感を得ている。
 twitterは議論には向かないシステムであることは確かだが、議論にするための努力をブンガPが怠り、持論を散逸させた結果、「何かよくわからないことをわめいて噛み付いたP」にしか見えなくなった。議論がうまく進まなかったのは、ブンガPのtwitterの使い方が悪すぎたことも非常に大きな一因である。


2.「三曲」に対する勉強不足

 ブンガPは「邦楽の勉強をしろ」などとうそぶいているが、はっきり言ってブンガPこそ邦楽、特に「傷林果」のフィールドである、筝・三弦・尺八によって演奏される楽曲である「三曲」について無知である、としか思えない。

 三曲の世界は、江戸時代の古曲をもっとも古いものとして、時代に応じてメインストリームが変わってきた。昭和の時代に応じた華やかさを取り入れた宮城道夫、江戸時代の古曲と民謡を見直し自身の曲に取り入れた唯是震一、そして自由な芸術表現を目指して他のジャンルの演奏技術を貪欲に取り入れ、前衛的な曲を発表している日本音楽集団。その他流派や演奏家ごとに思想は違い曲調も全く異なるが、おのおのが日本人として表現を追及した結果であり、それぞれが「邦楽」と言える、というかそう呼ぶしかない、というのが現状である。

 にもかかわらず、彼は民謡調でなければ「魂が入っていない」と主張し、民謡調をベースとしたアレンジ以外の曲を認めようとしていない。洋楽調の曲を邦楽で解釈するいわば「逆ルート」に対しては、「楽器さえ邦楽器であればそれでいいと思っている」「洋楽にかぶれて邦楽の技術や表現を無視している」と厳しく糾弾している。
 こういう邦楽家は実際多く、そういうスタンスの流派もある。しかしながらこの考え方は「現代の日本人の思想」というものを完全に無視しているのである。

 そもそも民謡自体、能楽や雅楽と比べればずっと新しい音楽である。彼がそこまで主張するのであれば、民謡・古曲と言わず雅楽調以外を認めるべきではない。日本人の根本にある最も古い音楽は、雅楽であるからだ。
 しかし彼は、昭和初期の新曲である宮城道夫の曲を、邦楽として評価している。ならばむしろ古曲に近い唯是震一氏の曲も評価してしかるべきはずだが、彼は自分の好む曲として高度成長期に流行った歌謡曲風の民謡を推してきた。これこそ歌謡曲に迎合した民謡であり、唾棄されるべきものであろうにもかかわらず。
 逆に、彼がそうした新しい試みを受け入れているのであれば、「西洋曲の邦楽的解釈」というルートも認めるべきだが、それをしていない。明らかな矛盾である。

 そもそも本当に邦楽を勉強している人間で、さらに自ら楽曲のremixまで手がけるような人物であれば、「傷林果」をちょっと聴いただけで、これが「現代邦楽アレンジ」であることがすぐ分かる。そして第一声はこうなるはずだ。
「俺はこういう邦楽家は大ッキライ。前衛芸術にすればいいと思ってる。」
 しかしながら彼は最後までこの点を指摘できず、「邦楽曲をベースに洋楽器/洋楽演奏を取り入れたもの」に固執した。これは彼の邦楽、特に三曲に対する勉強不足を物語っている。

 実は彼も決して頭の悪い人間ではなく、「傷林果」に現代邦楽的アレンジが入っていること、単にそのアレンジが嫌だっただけだということに気づいている。
 しかしながら、彼は「議論にならなくなる」と称してその点をかたくなに認めようとしなかった。これが「邦楽界の体質」と「傷林果への評価」という2点を分離できず、議論を混迷させたもっとも大きな要因である。
 彼は早々にこの点に気づいたことを認めるべきだった。その上で「邪道曲ばかり弾くのは邦楽としてどうなんだ」と言えばよかった。それだけで外野も納得して議論に集中できたのに、彼は自分のメンツを保ちたいがために、この点を認めようとしなかったのだ。

 一方、藤山氏が「傷林果」に対し、それ自体が新しい試みではない、と言っているが、実際正しい。私自身も気づいていなかったが、ここ10年~15年、特に21世紀に入り、「和風ロック」だけでなく、洋楽の邦楽的解釈という切り口でのアプローチが進んでいた。#gendaihougaku タグの「外野」と呼ばれた人たちが挙げた、筝座、Rin'、三味線ロックといった方向性がそれである。邦楽はもうそこまで手を伸ばしていた。藤山氏はだから「新しくない」と言ったのだ。

 歴史から最新の邦楽事情にいたるまで、勉強不足だったのはむしろブンガPの方なのだ。


3.「邦楽の本質」論

 ブンガPの主張する「本質」論は、長年邦楽界で語られてきたことである。
 日本音楽集団が他流派から「ちょっと変わったことをやってる人たち」という目で見られることがあるのも、彼らが常に新しい表現を取り入れ、新しい芸術表現を目指してきたからである。
 邦楽というのは音楽のジャンルであり、芸術表現手段の一つである。従って、別に「伝統的なうんぬん」にこだわる必要はない「現代日本人の考える、邦楽器を中心とした音楽」もまた、立派に邦楽である、と呼ぶべきだ。このような前衛芸術的な態度を取れば取るほど、既存の楽曲からは離れたものになっていくことは、火を見るよりも明らかだろう。
 しかしながら、結果として難解な前衛音楽や、日本の伝統的な曲調が見えなくなってしまったような曲も多い。これと伝統を堅持してきた「邦楽」を一緒にするのはどうだろう、という主張があり、それはそれとして別の流派が主張し、よく言えば伝統的な、悪く言えば古臭い曲ばかりを演奏している
 この論争の答えは、何十年も派閥を分けて争っているが、いまだに出ていない、というか絶対に結論が出ない話だろう。
 しかしながら、多くの人に前衛的な「現代邦楽」と古曲を聴かせたら、どちらも「純邦楽」と答えるだろう。前衛的な邦楽は、その歴史と、数々の演奏会での実践により、すでに新しい邦楽としての立場を確立しているのだ。


 ブンガPが、邦楽、とくに三曲を語る上で素人の「悪い面」を出してしまい、メンツにこだわるあまりに軌道修正できなかったことが、この議論が非常に変な方向に進んでしまった要因であろう。
 彼が三曲をちゃんと知っていれば、あるいは三曲を知る人間からの情報を受け止めていれば、もう少し実りある議論ができただろうに、と考える。
スポンサーサイト

【日記】ミクさん4周年記念パーティー! 

 …またまたこのブログの本来やりたかったこととは外れた記事で申し訳ない。twitter関連の集まりだったので、mixi日記だと読めない人が出ると思ったんで。

 今年の8月31日、「初音ミク」発売4周年の日に、特に公式ではイベントがなかった、ということで、ANIME EXPOスタッフの正木さんを中心にしたtwitterを中心としたグループで誕生日会をやるということで、それに参加してきた。
 こちらのグループには、その前の「ロス公演凱旋・札幌公演壮行会」に参加させていただいたのが最初。ミクみく隊がクラブDJ系、Mad'nが若い聴き専・DIVA系の集まりなのに対し、こちらはイベント・メディア・学術・技術開発系の人が中心かな。同じファンでも人やグループによって視点が全然違うところが、ボカロシーンの面白いところ。
 で、今回はノートPCとSkypeを使って、札幌と大阪で行われる同様の催しと中継でつなごうと言う案を考え、ちょっと中心っぽくなって動いて見たのだが…。

 いろいろグダグダで本当に申し訳ないm(_ _)m
 Skypeでどうつなぐかの打ち合わせもおざなりだったり、現地での無線スポットとの接続にやたら時間かかったり。なんとかつなげはしたものの、ノートPCのスピーカーが貧弱すぎて音声会話がまるでできなかったり、普段動画なんて扱ったことのない俺による乱暴なカメラワークなど、担当になった大阪の方には大変申し訳ない…m(_ _)m
 またUSTREAM配信も準備不足で乱暴な開始になってしまって、申しわけなかったです。会場のミクさんケーキ配信できたのでなんとか埋め合わせということで…。
 もっとちゃんと段取りしてやることと、アクティブスピーカーも必須。

 パーティー本体はとても楽しかった。
 東京会場のミクさん席には、みなさんが持ち寄ったぬいぐるみやねんどろいどが大集結。人数は多かったものの、各所で札幌ミクパやロス公演の話で盛り上がってて。ソフトドリンクはノリで「メロンソーダ、ピッチャーで!」って頼んだんだけど、みんなして「俺もミクソーダ飲みたい!」って群がるもんだから、ピッチャーが来たと思ったらもうなくなるwあんな勢いでメロンソーダピッチャーで消費されまくる飲み会なんてまずないw
 そしてスペシャルゲストとして、札幌ミクパの映像を担当したKinoP、ロス公演を主催した週刊アスキーの福岡編集長、そして…VOCALOID開発者であり「ボーカロイドの父」と呼ばれるヤマハの剣持さんまで来てくださっていた!なんと豪華な。
 まぁ楽しい時間はいつものようにあっという間で。気が着くと終わりが近づいてきた。今回のメインイベント…そう、ミクさんのお誕生日祝い!
 貸切でもないのに店内が真っ暗になり、ハッピーバースデーの音楽。イヤッホーウと参加者全員が喜んでる…うん、たぶん他のお客様には「誕生日なのは誰?」って映ったと思うw
 四角い大きな、フルーツと生クリームをふんだんに使った大きなケーキ。もちろん「初音ミク様」って書いた板も乗ってる。主賓席に置いたとたん大撮影大会、そして大切り分け大会w「ミクさんからのおさがり」はとてもおいしいケーキだった。
 ってかあれだけフルーツ感と生クリームふんだんだったケーキなかなかないんだけど、どこのお店のなんだろ。

 40名いて30名以上が二次会に向かう、一次会で去る人は「涙を呑んで」な状態なのもボカロ系の集まりならでは。10人ぐらいずつ3エリアに分かれてになってしまったが、それぞれ動画流したり、よもやま話に興じたりと楽しんだ。俺がいた部屋では、部屋の奥のアーチと据付式の花瓶が置かれたエリアにぬいぐるみやねんどろいど、ポスターなどを貼って「祭壇」を作成。「ポップ・ザ・初音ミク」で小室哲哉氏に抱かれたミクさんぬいぐるみまで登場、なおさら神々しくなるw
 途中で切断していた大阪との通信が復活したので、Skype再開。部屋が小さくなったこともあり、音声通話もかろうじてできた。帰り際の剣持さんに大阪の方に声をかけていただけたのも幸いだった。
 ここでも時間はあっというまに過ぎる。気がつくと11時って…なんか時空の流れおかしくないですかw

 リンレンの誕生日に照準を合わせた大忘年会は、大掛かりなしかけも用意されているということで、楽しみ。もしここでも他会場使えるのなら、今度こそしっかり段取りして、USTREAMを利用した中継してみたいなぁ。

 ということで、ご参加のみなさま、お疲れ様でした!是非次回も、参加させてください!

追記:福岡編集長のお名前間違ってました…ごめんなさいm(_ _)m
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。